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終末預言を読み解く:反キリストの登場

2024年6月22日

聖書ニュース.comさんより転載

https://seishonews.com/antichrist-coming/

聖書では、終末時代に「反キリスト」と呼ばれる人物が現れ、全世界を支配することが預言されています。

 

反キリストとは「キリストに敵対する者」という意味で、キリストを模倣する「偽キリスト」という意味もあります。

 

反キリストは、聖書では以下のような名称で呼ばれています。

反キリストの名称

聖書箇所

サタンの子孫

創世記3:15

小さな角

ダニエル7:8

横柄で策にたけた一人の王

ダニエル8:23

荒らす者

ダニエル9:27

思いのままにふるまう王

ダニエル11:36

不法の者

2テサロニケ2:3、8

滅びの子

2テサロニケ2:4

反キリスト

1ヨハネ2:22

黙示録11:7

 

こうした名称は、反キリストの本質を表しています。反キリストがどのような人物かは、聖書でどう呼ばれているかでもうかがい知ることができます。

 

反キリストが支配する世界

反キリストは、終わりの時代に世界統一政府を作り、世界を支配することが預言されています。黙示録13:7では次のように言われています。

 

7  獣は、…あらゆる部族、民族、言語、国民を支配する権威が与えられた。 

先ほどの表で見たように「獣」は反キリストを指しています。この箇所は、反キリストがあらゆる国民を支配することの預言になっています。

 

また、旧約聖書のダニエル7:23では、反キリストの国がどういうものかを次のように描写しています。

23  彼はこう言った。『第四の獣は地に起こる第四の国。これは、ほかのすべての国と異なり、全土を食い尽くし、これを踏みつけ、かみ砕く。 

 

「第四の獣」は反キリストを指し、「第四の国」とは反キリストの国を指します。「全土を食い尽くし」という言葉は反キリストの国が全世界を支配するということです。この時に「これを踏みつけ、かみ砕く」という言葉を見ると、反キリストは強権的な圧政によって世界を支配下に置くことがわかります(ダニエル7:19も参照)。

 

 MEMO

反キリストの国では、完全監視社会になることが預言されています。この点については記事「終末預言を読み解く:完全監視社会」を参照してください

反キリストはどのような人物か

もう少し具体的に反キリストがどのような人物かを聖書から見ていきます。

ユダヤ人ではない

反キリストはユダヤ人から出るといういう人がいますが、そうではありません。黙示録13:1で、次のように言われているためです。

 

1  また私は、海から一頭の獣が上って来るのを見た。これには十本の角と七つの頭があった。その角には十の王冠があり、その頭には神を冒涜する様々な名があった。 

先ほどの表にもありましたが、この箇所の「獣」は反キリストのことです。獣が「海から上ってくる」とありますが、聖書的には海は「異邦人(ユダヤ人以外の民族)」を指す言葉です(黙示録17:15参照)。そのため、反キリストはユダヤ人ではなく異邦人と考えるべきです。

 

ローマ人の末裔

反キリストは、ダニエル書でローマ人の末裔であることが明らかにされています。ダニエル9:26では、次のように言われています。

 

26 …油注がれた者は断たれ、彼には何も残らない。次に来る君主の民が、都と聖所を破壊する。…

ここで「油注がれた者」と言われているのは、イエス・キリストのことで、「断たれ」とは、イエスが(十字架上で)死ぬことを意味しています。「次に来る君主」というのが反キリストのことで、この民が、「都と聖所を破壊する」と言われています。整理すると次のようになります。実際に、歴史上ではキリストが紀元30年に十字架にかけられた後、紀元70年にエルサレムと神殿(「都と聖所」)をローマ軍が破壊しています。ローマ人がエルサレムと神殿を破壊したのであれば、反キリストはローマ人の末裔ということになります。整理すると次のようになります。

  • 「次に来る君主」=反キリスト
  • 「次に来る君主の民」=ローマ人
  • 反キリスト=ローマ人

 MEMO

 近年、反キリストは、イスラム教で世の終わりに現れると言われている救世主「マフディ」のことで、イスラム教徒だという主張を聞くようになってきました。しかし、反キリストはローマ人です。ローマ人でイスラム教徒はごく少数です。
 反キリストは「すべての神よりも自分を高く上げて大いなるものとする」(ダニエル11:36)、「彼は先祖の神々を心にかけず」(ダニエル11:37)と言われています。そのため、アッラーを礼拝するイスラム教徒であるとは考えにくいところです。

 

超自然的な出自

旧約聖書の最初の書、創世記には、人類に救い主(キリスト)が現れることが預言されています(創世記3:15)。同時に、同じ箇所で、反キリストが登場することも預言されています。

 

15  わたしは敵意を、おまえと女の間に、おまえの子孫と女の子孫の間に置く。彼はおまえの頭を打ち、おまえは彼のかかとを打つ。」 

 

ここで「わたし」とは神、「おまえ」とはサタン(蛇)のことです。「女の子孫」とはキリストのことで、「おまえの子孫」はサタンの子孫である反キリストを指しています。

「女の子孫」という言葉は、夫のヨセフではなく、聖霊によってみごもった処女マリアから生まれたキリストの超自然的な誕生を預言しています。

 

そのため、「サタンの子孫」も同様に、サタンによってみごもったローマ人の女性から生まれる超自然的な誕生を預言していると考えることができます。霊的な存在であるサタンと人間の間に子どもが生まれるというのは常識的には考えられないことですが、創世記6:2に同様の記述があります(中川健一「“神の子らと人の娘たちが結婚した”とは、どういう意味?」を参照)。

 

上記の解釈が受け入れられない場合は、「おまえの子孫」とはどういう意味かを考えてみてください。サタンが霊的存在だとすると、肉体を持たないので子孫は生まれないはずです。そうすると、上記のような解釈に行き着くことになると思います。

 

反キリストは「偽キリスト」で、キリストを模倣する者でもあると冒頭で説明しました。そのため、反キリストがキリストの模倣をすることに関する記述は、反キリストに関する預言の全体で見つけることができます。

 

神への反逆者

そのほかにも、ダニエル11:36では、反キリストの特徴が次のように記されています。

36 この王は思いのままにふるまい、すべての神よりも自分を高く上げて大いなるものとし、神々の神に向かって驚くべきことを語る。…

 

反キリストの第一の特徴は、神への反逆です。反キリストは自分の思いのままにふるまい、自分を神よりも大いなる者とします。

 

性的指向

ダニエル11:37では、次のようにも言われています。

37  彼は先祖の神々を心にかけず、女たちの慕うものも、どんな神々も心にかけない。すべてにまさって自分を大いなるものとするからだ。 

 

反キリストは「女たちの慕うものも、どんな神々も心にかけない」と言われています(37節)。この「女たちの慕うもの」は、原語を直訳した英語訳聖書(KJVやASV)では「desire of women」となっています。この文は、女性を求めないという意味にも取れます。この解釈は、創世記3:15「わたしは敵意を、おまえと女の間に、おまえの子孫と女の子孫の間に置く」と言われていたこととも一致します。文語訳聖書は、この文を次のように訳しています。

 

彼はその先祖の神々を顧みず婦女(おんな)の愉快(たのしき)を思はず

つまり、女性を性的対象として求めないと解釈することができます。このように考えると、反キリストは同性愛者(あるいは無性愛者)であると考えられます。

 

容姿、謎を解く力

ダニエル8:23では、反キリストについて次のようにも言われています。

 

23  彼らの治世の終わりに、その背く者たちが行き着くところに至ったとき、横柄で策にたけた一人の王が立つ。 

「横柄で策にたけた一人の王」というのが反キリストです。ただ、まったく別の訳をしている聖書もあり、以下の口語訳がその例です。

 

23 彼らの国の終りの時になり、罪びとの罪が満ちるに及んで、ひとりの王が起るでしょう。その顔は猛悪で、彼はなぞを解き、 (口語訳)

 

「ひとりの王」とは反キリストのことです。ここでは、反キリストの「顔は猛悪」と言われています(英語訳聖書のASVでは「a king of fierce countenance(獰猛な顔つきの王)」)。反キリストは世界を治めるカリスマ的な人物で、容姿も端麗だと思われることが多いのですが、この解釈を採用するとそうではないようです。

 

また、反キリストは「なぞを解く」とも言われています。「なぞ」はヘブル語の「キダー」で、「謎や難問」を意味します。つまり、反キリストは、旧約聖書預言者ダニエルのように謎を解き明かす力があるということになります(ダニエル5:12参照)。ただし、ダニエルは神によって謎を解き明かしましたが、反キリストはサタンによって謎を解き明かすという決定的な違いがあります。

 

狡猾で残忍

ダニエル8:25では、次のようにも言われています。

 

25  狡猾さによってその手で欺きを成し遂げ、心は高ぶり、平気で多くの人を滅ぼし、君の君に向かって立ち上がる。しかし、人の手によらずに彼は砕かれる。 

 

サタンが人々を操る方法は「偽り」と「欺き」です(ヨハネ8:44)。反キリストも同じです。

 

また、多くの人を殺しても平気な人物です。心が高ぶり、キリスト(「君の君」)に立ち向かう高慢な人物でもあります。しかし、あえない最期を遂げることも預言されています。

 

サタンの力で人々を欺く

新約聖書の2テサロニケ2:9~10では、次のように言われています。

 

9  不法の者は、サタンの働きによって到来し、あらゆる力、偽りのしるしと不思議、

10  また、あらゆる悪の欺きをもって、滅びる者たちに臨みます。彼らが滅びるのは、自分を救う真理を愛をもって受け入れなかったからです。 

 

反キリスト(「不法の者」)は、サタンの力で偽りのしるしと不思議(奇跡)を行い、人々を欺きます。サタンが「偽り者、また偽りの父」(ヨハネ8:44)と呼ばれているように、反キリストの最大の武器も欺きです。

 

ここでは、福音(「自分を救う真理」)を信じなかった人々が反キリストに欺かれて滅びに向かうことも預言されています。

 

反キリストはいつ現れるのか

反キリストがいつ世界の表舞台に登場するのか、正確なことはわかりません。今、反キリストがすでに誕生しているかどうかもわかりません。ただ、反キリストが世界の表舞台に登場するまでには、いくつかの条件が満たされる必要があることは聖書からわかります。

 

携挙の後

新約聖書の2テサロニケ2:3には、反キリストが現れる条件が記されています。

 

3  どんな手段によっても、だれにもだまされてはいけません。まず背教が起こり、不法の者、すなわち滅びの子が現れなければ、主の日は来ないのです。

 

ここで「主の日」とは、大患難時代を指します。大患難時代とは、キリストが再臨する直前の7年間のことで、人類が歴史上にないほどの未曾有の苦難を経験する時代のことです。

 

この大患難時代が来るには、まず「背教」が起こり、次に反キリスト(「不法の者」「滅びの子」)が現れる必要があるというのが、この箇所が語っていることです。

 

ここで注意する必要があるのが、「背教」という言葉です。この言葉の原語はギリシャ語の「アポスタシア」で、英語の「apostasy(背教)」の語源となった単語です。ただ、ギリシャ語のアポスタシアでは、「背教」という意味は派生的なもので、本来的な意味は「離れること」です。これを霊的に解釈して、信者が正統的な教理から離れること(「背教」)ととらえることもできますが、物理的に信者が地上から離れる「携挙」と解釈することもできます。携挙とは、教会が天に上げられることです。この場合、教会とは建物ではなく、信者の集合体を指します。

 

 MEMO

 「アポスタシア」という言葉の解釈について、詳しくは記事「終末時代に生きるクリスチャンの役割(2)地の塩となる」のセクション「2テサロニケ2:3の『背教』の解釈」をご覧ください。
 携挙については、記事「終末預言を読み解く:携挙とは」をご覧ください。

 

以下に説明するように、2テサロニケ2:3の「アポスタシア」は「携挙」を指していると解釈する方が文脈と一致します。2テサロニケ2:3のすぐ後の2テサロニケ2:6~7では、次のように言われています。

 

6  不法の者がその定められた時に現れるようにと、今はその者を引き止めているものがあることを、あなたがたは知っています。

 7  不法の秘密はすでに働いています。ただし、秘密であるのは、今引き止めている者が取り除かれる時までのことです。 

 

ここでは、反キリストが現れるのを「引き止めている者」がいると言われています。反キリストはサタンの化身ですので、その登場を引き止めることができるのは、サタン以上の力を持つ存在であると考えることができます。そのため、「引き止めている者」とは神と考えるのが妥当です。ここでは特に、地上で信者を通して働いておられる「聖霊」を指していると考えることができます。

 

 MEMO

2テサロニケ2:6~7の「引き止めている者」の詳しい解釈については、記事「患難期前携挙説の根拠(7)反キリストの登場を『引き止めているもの』」を参照してください。

 

アポスタシアを「携挙」と考えると、2テサロニケ2:6~7と辻褄が合います。信者が携挙で上げられると、クリスチャンには聖霊が内住しているので、聖霊も天に上げられることになります(1コリント6:19、ヨハネ14:16参照)。

もちろん聖霊は神であるので遍在の方ですが、地上における信者を通した聖霊の働きはいったんなくなります。そのために、反キリストが現れ、世界を支配することが可能になると考えることができます。以上をまとめると、次のような順序で終末時代の出来事が起こります。

  1. 携挙
  2. 反キリストの登場
  3. 大患難時代

大患難時代の前

2テサロニケ2:3では「不法の者、すなわち滅びの子が現れなければ、主の日は来ないのです」と言われているので、反キリスト(「不法の者」「滅びの子」)は大患難時代(「主の日」)の前に現れることがわかります。

 

また、大患難時代が始まるのは、反キリストとイスラエルが7年間の契約(安全保障条約)を結ぶ時です。そのため、大患難時代の前に、反キリストが現れている必要があります。この点は次のセクションで詳しく説明します。

 

反キリストをどのように見分けるのか

 

反キリストが登場した時、どのように反キリストであると見分けることができるのでしょうか。反キリストは携挙が起こった後に現れるので、クリスチャンが反キリストの登場を目にすることはありません。しかし、携挙で上げられなかった人は、反キリストをどのように知ることができるのでしょうか

 

イスラエルと7年の契約を結ぶ者

先ほど述べたように、イスラエルと7年間の契約(安全保障条約)を結ぶ者が、反キリストです。ダニエル9:27では、この契約について次のように言われています。

 

27  彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげ物をやめさせる。忌まわしいものの翼の上に、荒らす者が現れる。そしてついには、定められた破滅が、荒らす者の上に降りかかる。

 

この預言は、天使ガブリエルが語ったものです。ガブリエルは、自分の民イスラエルのために祈っていたダニエルの元に来て、この預言を語っています(ダニエル9:20~21参照)。

 

ここで「彼」とは反キリストを指します。「多くの者」とはイスラエルのことです。なぜ「多くの者」かというと、(1)イエスをメシアと信じる信者は契約に与しないため、あるいは(2)この契約はイスラエル国家に対するもので、それ以外の国に暮らしているユダヤ人も多数いるためだと考えられます(現在、全ユダヤ人人口の約半数がイスラエルに住み、残りの半数が米国など世界中の国で暮らしている)。

 

上記の「一週」の「週」とは、ヘブル語の「シャブア」で、「7」という意味です。英語の「dozen(ダース)」という単語は「12」を表しますが、それと同様の単語です。つまり「一週」とは「1 x 7」という意味です。この「7」の単位が何なのかは、前後の文脈で決まります。前後を見ると年単位の話をしているので、「7年」という意味になります。

 

この箇所は、「70週の預言」と呼ばれるダニエルの有名な預言の一部です。70週の預言は、ダニエルが捕囚によってバビロンにいた時に受けた預言で、全体はダニエル9:24~27に記されています。預言の概要は次のようになっています。

  • 24節:イスラエルエルサレムの回復が完成するまで70週が定められている。
  • 25節:最初の69週の間にエルサレムが再建され、69週の終わりにメシア(キリスト)が現れる。
  • 26節:メシアが現れるが、メシアは殺され、エルサレムと神殿は破壊される。70週のタイムテーブルは、メシアの死によって69週でストップする。
  • 27節:止まっていた70週の預言時計の針が、反キリストとイスラエルとの間に結ばれる契約(安全保障条約)によって動き始める。

この反キリストとイスラエルとの間の安全保障条約が、7年間の契約です。この期間が、70週の最後の1週となり、その後に旧約聖書で約束されていた御国(メシア的王国/千年王国)の時代が到来します。

 

以上見てきたように、イスラエルと7年間の契約を結ぶ者が反キリストであるとわかります。

 

666の数字

黙示録13:18では、反キリストの名前を数字にすると「666」になると言われています。この点については、記事「終末預言を読み解く:完全監視社会」のセクション「獣のしるし『666』の意味」をご覧ください。

 

なぜ世界は反キリストを支配者に迎えるのか

以上見てきたように、反キリストは狡猾、残忍で、指導者としてはおよそふさわしくない人物に思えます。なぜ世界の人々は反キリストを指導者として迎えるのでしょうか。

この点を考える上で参考になるのが、第一次世界大戦後のドイツです。ドイツは敗戦国として過大な賠償金を課せられ、経済的にも、軍事的にも疲弊していました。通貨のマルクを乱発したため、「1920年に3.9マルクだったタマゴ10個の値段が1923年には3兆マルク」1に値上がりするほどのハイパーインフレーションも経験しました。そのような時代にナチスヒットラーが登場して経済を立て直し、人々は歓呼をもって彼を迎えたのです。

 

EUの父」と呼ばれたポール=アンリ・スパーク(1899年~1972年)というベルギーの元首相がいました。スパークは、第二次世界大戦後の経済的混乱の中で、欧州連合EU)の前身となる欧州経済共同体(EEC)の設立に貢献しました。この時にスパークは次のような言葉を残しています。

私たちが求めているのは新たな委員会ではない。委員会は十分すぎるほどある。私たちが求めているのは、すべての人の忠誠心を一身に集め、経済的な泥沼に沈みつつある私たちを救い出してくれる偉大な人物である。そのような人物を送ってほしい。その人物が神であろうと悪魔であろうと、私たちは受け入れる。

原文を読む

 

反キリストが登場する時代は、混乱した時代です。ちょうど第一次世界大戦後のドイツのような状況でしょう。出口が見えない混乱の時代に、人々は問題の解決を約束してくれるカリスマ的な指導者を待望します。サタンは、おそらくそのような状況を意図的に作り出して反キリストを世に送り込むことになると予想されます。

参考資料

脚注

  1. ドイツに禍根残したハイパーインフレの恐怖 卵の値段1兆倍、札束が子どものおもちゃに」(The Asahi Shinbun Globe+) 

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